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■格言集
■ 今やっておいたほうがいいと思ったことはすぐ実行する習慣 |
「一から十まで、これで完璧というところまで準備をしておいてから始めようというのでは、何時までたっても何もできっこないよ」これは、三木清が書いた『哲学的人間学』に出てくる一文です。あれこれと言い訳をして、なかなか腰をあげようとしない人を叱咤している言葉です。 事業経営者、サラリーマン、教育者、科学者、技術者‥‥などなど、世間には様々な職業の人がいます。しかし、どの分野の人でも、次の二つのグループに分けることができます。 一つは「成功者」のグループです。もう一方は「成功しない」人たちのグループです。 この両者を振り分けているものは何でしょうか? それは「行動力」の差だと思います。 成功者たちはみんな、行動が積極的です。 成功しない人、つまり、いつまでたってもウダツのあがらない人は消極的です。この差は決定的だと思います。 消極派の人々は、言い訳をしてなかなか腰をあげようとしません。 前述した三木清の言葉のとおりです。 「まだ、これで完璧というところまで準備ができていないから…」と言い訳をして行動に移さないのです。やれない理由を並べる"名人"です。 例えば、机の上に書類が山と積まれています。 どこから手をつけたらいいのか、戸惑うほどです。 そんな時、積極派の人は、とにかくやれるところから手をつけ始めます。 いずれにしても、全部一度にはやり切れません。 だから、まず、やれるところから一歩を踏み出すわけです。 そうすると「案ずるより産むはやすく」仕事がスムーズに滑りだして、どんどん片ついていくものです。 積極派と消極派の違いは、あらゆる行動に現われています。 積極派の人は「即座処理」を心がけています。 そして、その副産物として信頼と自信を得ます。 さらに高収入を得ています。 ちょっと失敗したりすると、すぐ言い訳をする人がいます。 それは卑怯です。 言い訳をいわずにすむような行動をすればいいのです。 本当はそうなのですが、その人たちをあまり責め立てるのもどうかと思います。 言い訳をしたがっている人がいたら、きさくに聞いてあげるべきなのです。しかし、自分だけは決して女々しく言い訳はしないようにしたいものです。 「人の言い訳は聞け」といっていながら、もう片方では「自分では言い訳するな」という二つの考えはくい違っています。 これは「自分には厳しく」「他人には暖かく」という姿勢の現われです。 真の積極人間とは、そのようなプラス思考をする人だと思います。 |
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