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■阿奈靖雄インタビュー
S: セミナーズ A:阿奈靖雄さん
著書「プラス思考の習慣で道は開ける」(PHP文庫)が、発売後1年で20万部突破! |
S |
阿奈さんの著書の代表作は「プラス思考の習慣で道は開ける」(PHP文庫)ですね。 この本は発売1年にして販売部数20万部突破、韓国と中国でも翻訳販売されているベストセラーと聞いていますが、どうしてこの本はそんなに人気があるのですか? |
A |
どうしてこの本が、日本だけではなく韓国や中国でも人気があるのか私にもよく解りませんが、日本の場合ですと解るような気がします。ご存知のとおり、いま日本国内では毎年3万人以上の自殺者が出ています。交通事故死の5倍です。すさまじい数です。命を断つところまで行かなくても、マイナス思考に陥って「死にたい」と考えたことのある人の数となると計り知れません。 仕事がうまくいかなかったり、経済的に苦しかったり、リストラされて落ち込んでいたり、対人関係で悩んでいたり、病気で苦しんでいたり…。いま、日本中にマイナス思考が蔓延しています。不況が長びいたせいでしょうね。
私の著書「プラス思考の習慣で道は開ける」は、マイナス思考の人でもプラス思考になれる方法が詳述してあります。
この本を読んだ人が「気持が前向きになった」と周囲の人にクチこんでくれて人気が出たようです。そうした人気が韓国や中国にも広がったんだと思います。 |
「プラス思考の習慣」で、どんどん人生が好転する! |
S |
阿奈さんは「プラス思考の習慣成功法」というテーマで講演活動をされ、マスコミ等で「プラス思考のカリスマ」と称されていますが、「プラス思考成功法」の講演を受講すると、どんな効用があるのですか? |
A |
不況が長びいて世相が暗い昨今、ついついマイナス思考に陥ってしまいがちです。
ややもするとマイナス思考の悪い癖が身についてしまいます。先ほどの自殺者の例は最悪ですが、マイナス思考に陥ってしまうと暗い人生になってしまいます。ということで、私たちが今やらなければならないことは、「プラス思考を習慣づける」ことなのです。私の講演はプラス思考を「習慣づける」スキルを具体的にお伝えします。ですから、この講演を受講されますとマイナス思考の人でもプラス思考になれます。
プラス思考が身につきますので、人生がどんどん好転してきます。講師の私が言うのもおかしいかも知れませんが「気持が前向きになった」と大反響の講演です。
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S |
その他、どんな講演テーマがありますか? |
A |
事業経営者やビジネスマン(営業マン)を対象とした「相手の本心を読みとるビジネス心理成功法」というセミナーがあります。商談のなかで、いちばん気になるのは相手の本心です。相手の本心が解らなければ商談はうまくいきません。このセミナーは、「相手の本心を読みとる」具体的なスキルをご紹介します。
このセミナーを受講されますと相手の本心が読みとれるので商談はグンと有利にはこびます。
仕事のできる人は相手の本心を読みとるのが早いのです。そのほか「対人関係で失敗しない成功話術」というセミナーもあります。このセミナーはサラリーマン・一般社会人(高校生以上)が対象です。
対人関係を良くも悪くもさせているのが、その人の口のきき方です。
このセミナーを受講されますと対人関係で失敗しない口のきき方が身につきます。社会人必修のスキルを伝授します。
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S |
阿奈さんは講演キャリア37年、これまでの受講者は延べ35万人とお聞きしていますが、講演の依頼先はどういうところが多いのですか? |
A |
いちばん多いのは全国各地の商工会議所からの依頼です。これまでに200箇所ほどの商工会議所で講演してきています。
それから、トヨタ・日産・松下電器・東芝・日立・富士通・武田薬品・大正製薬…などなどの各業界の大手企業からの依頼。これまでに100社ほどの大手企業からの講演依頼を消化してきています。
そして全国各地の中小企業。法人会や青年会議所、ロータリークラブなどの各種団体。地方自治体…などなど、多彩です。
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S |
阿奈さんが講演活動をされていて充実感や達成感を感じるときは、どういうときですか? |
A |
私の講演(セミナー)のテーマは「プラス思考」がベースなので受講者の皆さんがどんどんと気持が前向きになってきます。それが実感として講師の私に伝わってきます。 受講者の皆さんの顔の表情が明るくなり、目が輝いてくるのです。そして、閉講して名刺交換のとき、私に握手を求めてきて手を強く握りしめて「目からウロコが落ちた!」「がんばります!」と言ってくれる人がたくさんいらっしゃるのです。
そのときは充実感、達成感を感じますね。有難いことです。
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うつ病だった地獄の4年間。逆境からの奇跡の復活。 |
S |
阿奈さんのご活躍ぶりをみていると、順風満帆といった感じですが、大きな失敗とか逆境に見舞われたことはなかったのですか? |
A |
大きな失敗や逆境に見舞われたことは何度もありますよ。いろいろありましたが、地獄の苦しみは、今から15年ほど前に「うつ病」に見舞われたことですね。「うつ病」というのは手術すれば治るという病気ではないだけに恐ろしい病気です。
私の場合は重傷でしたので「こんな苦しい思いをするのなら死んだほうがラクだ」という心境になり、何度も自殺を図りました。でも「イザ死ぬ」となると怖くてできません。そのぶん、もがき苦しみます。
そうした地獄の苦しみは4年間つづきました。まさに逆境ですね。
でも幸いにして、薬のおかげで重症だった「うつ病」が完治しました。地獄の4年間はムダだったかもしれませんが、私にとっては精神的な糧でした。私の講演(セミナー)は、いずれも精神的なことがベースになっていますので、自らが「精神的な痛み」を体験させられたわけです。
そうした体験をさせられたからこそ「プラス思考が生きる原点」だという真理をつかんだのです。
これは私にとっては大きな糧です。私は特定の宗教の信者でもないし、教祖でもありませんが、私の教義は「プラス思考で前進」です。
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「プラス思考」を伝えていくことは、私のミッションであり、ライフワーク。 |
S |
阿奈さんの、これからの抱負をお聞かせください。 |
A |
先ほども申しあげましたように、不況が長びいたので経済的な悩みとか、いろいろ悩みをかかえてマイナス思考に陥っている人が多いのが現実です。マイナス思考に陥ると免疫が落ちるので、私のように「うつ病」に見舞われたり、さまざまな病気を引き寄せてしまいます。病気で倒れてしまったのでは、仕事どころではありません。
お金や財産があっても、元も子もありません。ですから、何とかしてプラス思考に転換することが重要なのです。私は、そのことを著書や講演(セミナー)でお伝えしていくことをライフワークとしています。
また、「対人関係で失敗しない成功話法」のセミナーなどを通じて、上手なコミュニケーションの仕方の具体的スキルもお伝えしていくことも、ライフワークとしています。
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