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■格言集
「遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん。遊ぶ子供の声聞けば、我が身さへこそ動るがるれ」
この歌は、平安時代末の「xxx秘抄」(後白河院撰)の中の珠玉の名歌といわれています。
遊びをしようとして、自分はこの世に生れてきたのだろうか。戯れをしようとして、この世に生れてきたのだろうか。無心で遊んでいる子供たちの声を聞くと、つい自分も遊びたくなってしまう・・・という意味の歌だと思います。「遊びたい気持ち」は、昔の人も今の人も全く同じなのだ、ということをつくづくと感じさせられる歌です。
正直いって、仕事ととか勉強はそれほど楽しいものではありません。遊んでいる方が楽です。ほとんどの人がそうだと思います。
しかし、つまらないからといって、勉強や仕事をしないわけにはいきません。勉強や仕事をもっと楽しい気分で能率的にこなす方法はないものでしょうか。
ここに一つの方法があります。「仕事」を例にして考えてみます。
まず、いま手をつけようとしている仕事を終えたときのことを想像します。この困難な仕事が片づいたら「ハワイでゴルフを楽しもう」とか「休暇をとって家族と旅行しよう」とかの楽しい"ごほうび"を用意しておくのです。
"ごほうび"を何にするかは、人によっていろいろでしょう。でも、"ごほうび"は現実性のあるものでないといけません。こうした楽しい"ごほうび"が待っていれば、誰でもできるだけ早くそこへたどりつきたいと考えるはずです。そして、どうしたら能率的に事が運ぶ歌をいろいろと工夫します。
そこで、仕事をより能率的に処理するためのポイントを考えてみましょう。
まず、雑用と大事な用事とを区別することです。そして優先順位をつけてから仕事にとりかかるといいと思います。
イザ仕事を始めようとしても、コピーをとったり電話を入れたりなど、本来の仕事以前の雑用にけっこう時間がとられてしまうものです。こういう雑用に振り回されていては、能率があがりません。
緊急かつ重要な用事を最優先にして、その順番にしたがって行動します。実に簡単なことです。これをするだけで、仕事の能率は数倍違ってくるはずです。私たちは「どうでもいい雑用」に振り回されすぎているのです。 |
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